はなしにならないはなし02

Vol.2 笑顔の値段

マクドナルドのメニューに「スマイル0円」と書いてあるのを見たことがあります。アメリカの店では、歯並びの悪い人は採用しないという話も聞いたことがあります。日本でも最近は、歯並びへの関心が高まってきているようです。かつては可愛いといわれていた八重歯(犬突といいます)も、吸血鬼のようだと評価が変わってきました。そういえば、松田聖子さんや小柳ルミ子さんもいつのまにか歯並びを治しました(聖子さんはご主人が治したのでしょうか?)。お二人は矯正ではなく、歯を抜いた後に残った歯にセラミックの歯をかぶせて治したようですが、歯の矯正をしたいという方が増えているようです。

矯正は、単に見た目の歯並びをきれいにするだけではなく、アゴの骨と歯の大きさのバランスや、上の歯と下の歯のかみ合わせを、正しくすることを目的に行います。歯並びが悪いと、お口の中に食べカスが残りやすく、ムシ歯や歯周病になりやすくなります。また悪いかみ合わせを続けていると消化が悪くなるだけではなく、顎関節症(がくかんせつしょう)というアゴの病気になり、口が開かなくなったり、肩こりや偏頭痛の原因となることがあります。

矯正は、大人になってからでも始められます。三十代、四十代の患者さんもいます。ただし、アゴの骨と歯の大きさのアンバランスから起こる悪い歯並びの矯正は、骨の成長をコントロールするためにも、なるべく小学生になる頃から計画する方がいいでしょう。治療内容や期間・費用など詳しいことは専門の矯正医にご相談下さい。

歯並びの美しい笑顔は、けっして「スマイル0円」ではなく一生の宝物だと思うのです。