はなしにならないはなし03

Vol.3 歯磨きについて

菌が病気を作り出す材料となる、食べ物の残りカスをしっかりと落とすことが重要です。では具体的にどうすればいいのか考えてみましょう。

まず一番基本となるのは、歯磨きです。できれば毎食後すぐに磨きたいのですが、外出したり、仕事上の制約でどうしても無理という方は、最低朝晩の2回磨いてください。特に夜、時間に余裕があれば、おふろの中やテレビを見ながらじっくり磨くといいでしょう。その際、歯磨き粉はさして重要ではありませんのでつけなくても構いません。床をほうきで掃くときに、洗剤をまいて使わないのと同じです。また朝起きてすぐに歯を磨き、その後朝食をとる方がいますが、トイレに行く前にお尻を拭くのと同じで、これでは意味がありません。

歯ブラシは毛先が少し柔らかめで、フニャッとならない腰のしっかりしたものを選ぶといいでしょう。豚毛などの動物の毛は柔らかすぎるので、ナイロン製の小さめのものが優れています。使っているうちに毛先がほうぼうにはねてしまったら換え時です。普通、1ヶ月くらいが目安だと思います。

歯並びや歯の大きさは一人ひとり違いますので、万人に合う歯ブラシの使い方はありませんが、一番オーソドックスなのは、歯ブラシを歯に垂直にあて、少し圧力を加えて横に細かく振動させるように磨く方法です。お口の中の方向感覚は結構いいかげんですから、慣れるまでは鏡で確認しながら歯ブラシをあてるのが肝腎です。このとき、歯ブラシは乾いた状態で使ってください。よくカレーライスを食べる前のスプーンのように、一度水に浸してから使う方がいますが、ほうきを水に濡らして床を掃くようなもので、歯ブラシの性能を発揮できません。またバイオリンを演奏する時のように、大きなストロークで磨くのは、細かい汚れがとれず、歯の表面を削ってしまう恐れがありますので、あくまでも細かく細かく振動させてください。歯ブラシを握らずペンを持つようにして、手先を使うと楽にできると思います。

歯ブラシ以外にも、歯間ブラシや糸ようじ(デンタルフロスといいます)、舌磨きなどを併用するといいと思います。

毎日きちんと歯磨きして、21世紀も爽やかにいきたいですね。